書評:HAB「本と流通」
> それはとても、見つけにくいものだったので。探しに行かなければと思ったのだ。
そんな一文で始まる、荻窪の有名店titleのツイッターでも紹介された1冊。
昨夜各1冊ずつと、平積みが「うすーく」なってましたが、今朝追加が入り切らさずにすみました。『これからの本屋』(書肆汽水域)、『HAB vol.2 本と流通』。本の世界にも「売る」「運ぶ」ことについてシンプルに考える人が増えています。 pic.twitter.com/gyQ1mX7kB3
— Title(タイトル) (@Title_books) 2016年6月5日
こんな人にHAB「本と流通」はおすすめ
・インタビューに基づいたリアルな話が読みたい方
・出版業界、流通に携わりたいと考えている方
・というか、本屋が好きな人全員に読んでほしい
あらすじ
作られてから読まれるまでの本をめぐる「流通」の可能性、多様性について
その仕事を担う人たちにインタビューした結果を175ページと
コンパクトにまとめている。
インタビュー記事の相手には
「取次」という名で知られる本の流通最大手、日本出版販売(通称、日販)から
出版流通を研究する上智大学文学部新聞学科准教授柴野氏、
次世代の取次として新たなビジネスモデルを模索するトランスビュー社、
売れなかった本を出版社に返品する出版共同流通センターなど
様々な立場の方々が取り上げられている。
本の感想
出版業界に憧れを抱く人がいつの時代でも一定数いる。
しかし、私もそうであるように出版業界から離れる人も多い。
だからこそ、業界の実態を出来るだけ多くの人に知ってもらいたいと思う。
この本はそういう意味で私が業界内で働いていた時に得た情報と近く、
これから出版業界に関わりたいと思っている人、
「本」が好きな人に呼んでもらいたい。
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